便器のつまりを取ります・・・水の流れが悪い
必要以上に大量のトイレットペーパーを使ったときや、異物を落としたことに気付かず流してしまった時、便器がつまってしまうことがあります。つまったものによっては専門の工事店さんでないと直せませんが、「ラバーカップ」という道具さえあれば、ご家庭で直せる場合もあります。万一に備え、ご家庭で常備されることをおすすめします。
周囲に汚水が飛び散らないよう、透明のビニールシートの真中に穴をあけ、ラバーカップの柄を通しておきます。 以上の作業をおこなっても流れが悪い、その後もつまる場合は、歯ブラシやボールペンなどの異物が残っている可能性があります。このようなものはラバーカップでは取れませんので、専門の工事店さんに点検を依頼してください。
便器の排水口にラバーカップを密着させ、静かに押しつけ勢いよく引きます。これを排水が引込まれるまで繰り返します。
つまりが取れたような、バケツで水を流し、スムーズに流れるかどうか確認します。
この時、いきなりタンクの水を流すと、つまりが取れていなかった切合便器からあふれてしまうことがありますので注意しましょう。
Q1 .タンクや便器の表面から水滴が落ちるのはなぜ? Q2トイレ使用時の「水はね」なくせないの?
ガラスのコップに氷を入れるとコップが汗をかくように、便器やタンクも汗をかきます。この汗を結露といい、ひどい場合は床まで濡らしてしまうこともありますので、すぐにふきとるようにしましょう。
結露は、空気中に含まれる水蒸気が、便器やタンクの表面で冷やされることによって凝結する現象です。水温と室温が高く、水温と室温の差が大きいほど生じやすく、地下水を利用している場合や湿度の高い梅雨どき、あるいは冬の暖房時などによく見られます。
トイレ使用時の水はね、俗にいう「おつり」は、便器の水たまりが原因です。汚物の落下スピ一ドや形、重さなどによっては、どうしても水がはねかえってくることがあります。この水たまりには、下水管とトイレ内を遮断し、臭気が上がってくるのを防ぐ役割と、水たまりに直接汚物を落とすことで便器への汚物付着を防ぐ役割があります。このような重要な役割がありますので、「水たまり」をなくすわけにはいきません。いろいろ研究はされていますが、汚物の形状は一定ではないため、完全にはなくせないのが現状です。
Q3便器まわりの黒いしみの原因は?
防露便器・防露タンクでも、室温と水温の差が15℃以上で、室内の湿度が80%に達すると、結露することがあります。

木質系フローリングの床で、小水が便器と床材の隙間に入り込んだまま放置されると、小水中のアンモニアによって黒いしみが発生することがあります。また、結露水や小水を長時間放置しておくと、床材を腐らせる原因にもなります。結露水や床にこぼれた小水は、すぐにふきとるよう習慣づけましょう。
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