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”見る価値あり!筏作業”

 月2回ほど、南のボルネオ島・ニューギニア島の丸太積み出し港から遠路10日ほど航海してきた大型木材輸送船が新潟西港に入港すると、南洋材丸太は即水下ろしされますが、ここで活躍するのが現役ロータリーボートです。

 おもちゃ(ミズスマシ)のような超小型船舶で、360度自由に回転できるので、水面に下ろされた丸太を素早く回収し、筏組み作業するところまで運ぶことができます。

 そして、熟練した筏師(全国でも少なくなりました。)が手際よく筏組みしていきます。

 筏の大きさは、長さ10m程度の丸太8~10本で横に組んだ筏1枚を、通常4枚ほど連ねてえい航しますが、曳船も含め全長は60~70mにもなります。

 

  この一連の筏組み作業は、ほとんど南洋材輸入港でしか見られなくなりました。

  全国を見ても、他で見ることができるのは釧路港、名古屋港だけとなりました。新潟西港の輸入量は他を圧倒しています。

 筏が曳船でゆっくりとえい航されていく光景は新潟に残る・誇れる「風物詩」だと思います。

 日本の木材産業の歴史を支えたあの東京深川(木場)でさえ見られなくなった光景が新潟にあります。是非ご覧ください。













       筏組みの様子①                 筏組みの様子②

     

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