会長挨拶

 新潟清港会は、昭和42年6月、新潟港が特定重要港湾に指定された機会に、従来から指摘されていた港内汚染、特に河口港であることによる漂流物の滞留や、輸入木材の木皮・沈木などによる船舶の航行障害と不衛生に対応するため、新潟西港を利用する企業、団体を中心に、新潟港開港100周年となる昭和43年9月に設立され、約半世紀の活動を続ける団体であります。

 この間、港湾での取扱貨物は、木材は原木から製材品に、肥料などは袋詰に移行しました。そのため、汚染の原因も、主に信濃川上流からの廃材・流木や生活雑廃物に変化してきています。

 新潟港は昨年1月に開港150周年を迎え、日本海側での国際拠点港湾の機能を活かし、国内はもとより国外からも多数の船舶の寄港が見込まれています。特に新潟西港エリアは、本州日本海側唯一の政令都市を背後に抱え、佐渡汽船、朱鷺メッセ、みなとぴあなど多くの人が行き交い、そして、憩いの場として集う地域でもあることから、安全で親しみのもてる港として機能を維持していく必要があります。

 新潟清港会としては、現在、平成23年3月に新潟県が新たに建造し、能力のアップした新清掃船「せいかいⅡ」により効率の良い清掃を行っているところであり、今後とも本船を活用しながら、新潟県・新潟市と密接に連携して会員一丸となって所期の目的を達成してまいりたいと考えております。

     新潟清港会 会長  真保髙弘

お問い合わせ先

〒950-0072
新潟市中央区竜が島1丁目7番13号
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